社長室101 株式会社共同

共同配送ネットワークに強み 熊本発・異色の物流×食品メーカー

会社名:株式会社共同 設立:1971年

共同配送ネットワークに強み 熊本発・異色の物流×食品メーカー

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物流×食品で地域支援!(株)共同のフードバンクとは?

2025-03-19

株式会社共同の山下 海南子社長に追加取材を行った。

同社は、熊本市のベッドタウンとして急成長している合志市を拠点に、物流事業と食品事業の2つを主力として事業展開している企業である。

同社が2021年から積極的に取り組んでいるのが「フードバンク」である。

フードバンクとは、食品メーカー等の食品関連企業、農業生産者などから余剰食品を引き取り、福祉施設や子ども食堂などに無償で提供する活動のことである。

社会性が高く、世間的にも注目されているこの取り組みだが、従来より課題として、食品保管場所の不足や温度管理及び配送の効率化の難しさ、人員不足などが挙げられていた。

そこで同社では、物流企業という強みを活かし、余剰食品を無駄なく地域に届ける体制で問題解決に貢献している。

例えば、県北・県央・県南に3拠点ある物流センターで、食品関連企業等の寄付する食品を適切な温度で保管し、各地域の子ども食堂や生活困窮者支援団体への配付を行っている。

ポイントは、物流センター大量の食品の受け入れが可能である点と、温度管理(冷蔵・冷凍・常温)ができる点である。

同社は独自の鮮度管理技術として「常温」「冷蔵」「冷凍」の広い温度帯に対応した3温度帯管理の徹底によって、食品の衛生管理や品質保持を行っている。

また、田崎市場での取り組みとして、ヤマト運輸株式会社と連携した当日配送システムを確立し、栄養価が高い青果物を迅速かつ効率的に届けることが可能となった。

従来は11tの食品を1年間かけて収集していたものが、2024年12月には一ヶ月間で2tの食品収集を達成するなど、受け入れ量が倍増した。

このフードバンクの取り組みが評価され、2025年2月には女性の社会貢献を支援するボランティア組織である、国際ソロプチミスト熊本すみれから「輝く女性賞」を受賞した。

山下社長は「今だけ、金だけ、自分だけではなく、100年後を考えて、今自分は何ができるかを考えていく」

「いつかはフードバンクがいらない社会に」と語った。

(2025年3月 カウテレビジョン/上谷太一)