社長室101 株式会社カクマル

全国シェア60%を誇る 境界標示板のカクマル

会社名:株式会社カクマル  設立:1960年

全国シェア60%を誇る 境界標示板のカクマル

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創業60周年 社内コミュニケーションと地域貢献でチャレンジの年に

2019-12-25

2020年に創業60周年を迎える株式会社カクマル。2018年5月に社長に就任した曽根田佳奈社長に、1年の振り返りと今後のビジョンについてお話を伺った。

同社は、地図の作成や土地の境界調査などで必要になる測量用材の総合メーカーだ。曽根田社長は大手外食企業を経て、2011年カクマルに入社。子育てと両立しながら、34人の社員たちに日々寄り添う経営を実践している。

目下強化している取り組みは2つ。1つ目は、社内コミュニケーションの強化。1対1の面談に加え、廊下や給湯室、会議の場など、日常のあらゆる場面でのちょっとした声かけや会話を大切にしているそうだ。また、社内イベントに会社が補助を出したり、部署横断でボーリング大会に出場したりするなど、積極的に社員同士の関係づくりをバックアップしているという。「どんなに小さな変化にもアンテナを立てて情報を吸い上げたい」という意図があるそうだ。
2つ目は、地域貢献。「60年間この土地で会社が続いてきたのは、地域の理解があってのこと。目立たなくていいからカクマルをもっと地域に開かれた場にしていきたい」と曽根田社長は語る。その具体的な取り組みとして、2020年は測量を今まで以上に知ってもらえるような体験スペースの整備やイベントの実施、地元学生のインターンシップの受け入れ強化を予定しているそうだ。

「経験と挑戦」、これが来期に向けた曽根田社長のキーワード。相手の立場に立つために経験し、また、経験を積むためにチャレンジを重ねたいという意思が込められている。

2020年は社長就任3年目に突入する曽根田社長。「来年はカクマル人財育成の原点回帰とそのスタート年度としてチャレンジの年にしたい」と力強く語った。

(取材:2019年12月17日カウテレビジョン千代島麻乃)

他分野での次なる一手

2017-12-13

 2017年7月、株式会社カクマルの曽根田馨社長に近況を伺った。同社は測量に使うアルミプレートや水準点鋲、プラスチック杭、木杭など、いわゆる測量用材の総合メーカーだ。これだけ幅広い製品を扱える会社は、同業の中でカクマルのみだという。
 本業の測量用材の他に、平成23年に立ち上げた「クリエイト事業部」では「うこんゼリー」を発売し、月5万本を売り上げる規模にまで成長している。また、同事業部の次なる商品として「エナジーゼリー」を8月から販売予定。液体のエナジードリンクはあるが、ゼリー状のエナジー製品はないことに目を付けたという。大学の売店、居酒屋、量販店等で販売予定。本人も元自転車競技のアスリートである曽根田社長は、同商品が学生やスポーツマンに好まれるだろうと力強く語った。
 また、採用面では2018年採用として3名採用を目標としている。求める人物像は「文系理系は関係なく、志を持った人」「1つのことを突き詰める人を採用したい。PDCAを上手く回せる人は仕事でも活躍する」と期待を語った。
(取材:カウテレビジョン 川上尚子 2017.7.11)